私のチャレンジ日記

脳出血の後遺症で少しハンデがありますが、色々とチャレンジしていきたいです。

手作りケーキの遠い記憶

私の好きな事といえば、子供の頃に興味をもってやっていた事が、今も好きであるということです。
思い起こせば、小学校時代、私はよく近所の同級生と遊んでいました。
不思議に、彼女とは興味が同じで、その一つが「お菓子作り」でした。

半ドンの土曜日は、決まって私の家で、二人してお菓子作りに挑戦していました。
私達の親世代は、幼少期が戦時中だったせいか、手作りのお菓子(洋菓子)などは作った経験がなったので、私達は教えを乞うことができず、レシピ本だけが頼りでした。

レシピ本に載ってる美味しそうで、工程が簡単なお菓子を選んで作っていましたが、途中から我流になってしまい、「なんちゃって」風な出来であったと思います。
いつも母に試食をしてもらっていたのですが、普通においしいという反応でした。

ある日、また二人で新しいケーキを作ってみたら、どうも失敗したなと思い、捨てるのも勿体ないので、取り敢えず冷蔵庫に入れておく事にしました。
そして、2~3日経った頃、それを試食した母が、驚いたように美味しいと感激していたのです。
祖母も来ていたので、それを食べたらしく、同じように絶賛していました。

二人の表情を見て、本当だと思ったのですが、失敗したと思っていたので、半信半疑ながら、私も冷蔵庫のケーキを食べてみました。
「確かに美味しい…」 我ながら感動しました。 
いつも作るケーキ類はパサついていたのですが、このケーキはとてもしっとりして口当たりがいい!と感じました。
確か、レモンを使った爽やかなケーキだったと思います。

今思えば、たまたま、ホントに偶然に美味しく出来たのだと思います(笑)
でも、美味しいと感動したのに、二度と作る事はありませんでした。
なぜなら「いつでも作れる」と思っていたからで、そのままどんどん月日が流れていきました。
そして、気づけばレシピ本は、もうなくなっていました…


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母は認知症なので、今はあのケーキの記憶はないですが、以前は「Hちゃんと作ったレモンのケーキ、美味しかったわ〜」と、もう遥か昔の事なのに、懐かしく思い出してはつぶやいていました。

私が大人になって、色んなお菓子を作って母に食べてもらったのですが、私が子供時代に友と二人で作ったあのケーキの印象がよほど強かったのか、それを越えるケーキは作れませんでした(笑)
「レシピ本さえあればなぁ」とネットで検索してみたけれど、それらしきケーキが見当たらず…

ちょっと違う見方をすると、当時私達が作っていたお菓子類は、よほど出来が悪かったのかもしれません。
だから、そのレモンのケーキが際立って母の記憶に焼き付いたのかもしれませんね(笑)

このことから、「また作ってみたい」と思えるレシピは、ノートにメモするようにしました。
また、フッと心に響いた言葉も同じくメモするようにしました。
「メモをとる」のは当然な事ですが、こんな小さな事を心がけています。

また、あのケーキの事でわかったのですが、「いつかやろう」と思っていたら、時間ばかりが流れてしまって、結局できなくなってしまうという事です。
母にもう一度作ってあげられなかったこと… 今となっては、少し後悔しています。
だから「いつかやろう」と先延ばしにせず、思った時にやらなくちゃ!と思っています。

人生は有限なのだから…